『花と乙女に祝福を』をプレイした感想
ensembleの『花と乙女に祝福を』と『花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ』をプレイした感想です.シナリオに関するネタバレはありません.ゲームの全体の雰囲気などに関する感想が中心です.購入前の参考になればと思います.
プレイしたきっかけ
同ブランドの別作品『黙って私のムコになれ!』をプレイする目的で『ensemble 3本+1セット』を購入し,本作品が同梱されていたこと,原画を同じ人が担当していたことからプレイしました.
シナリオについて
設定を一言で要約すると,男である主人公が,長期休学で落第しそうな双子の妹の代わりに,女装してお嬢様女子校に通うという話です.めちゃくちゃな設定で,個別ルートに入ってからも,そんな話あるかよ,というような内容なので,シナリオに厳密性を求める人には向かないと思います.私はその点はまったく気にしないので,まあまあ楽しめました.
作品に引き込まれるほど面白い,ということもないですが,シリアスな雰囲気がだらだら続くような展開もないので,気楽にプレイできると思います.
設定の性質上,女装がバレてしまうのではないかという緊張感が続くので,その点はプレイしていて息苦しさを感じました.これは女装主人公ゲーム共通の性質なので,人を選ぶところではあると思います.
世界観について
舞台はほぼ学園内で完結しています.特にファンタジー要素や,独特な世界観のようなものはありません.BGMも背景CGも普通です.
キャラクターについて
キャラクターの魅力はそれほど感じませんでした.女装主人公モノということもあり,ヒロイン自体よりかは,主人公とヒロインとの関係に重みが置かれているように思います.ヒロインとデートしたりいちゃいちゃしたりするような場面はそれほど多くなく,ファンディスクについても,ヒロインといちゃいちゃする,というよりかは,コメディーっぽい調子になっています.
ただ,ファンディスクに妹とデートするシナリオがあり,それに関してはHシーンこそありませんが,かなり仲良しというか,ラブラブ感が演出されています.これはとてもよかったです.
BGMについて
悪くはないですが,印象に残るようなものもないです.
CGについて
少し古くささを感じる塗りですが,悪くないと思います.原画が好きでプレイしたので,この部分は文句ありません.
Hシーンについて
女装主人公ゲームなので,当然女装したままのHシーンはありますが,普通に男としてのHシーンもあります.これはキャラクターと場面によります.鹿島志鶴さんの自慰シーンあり.CGに陰毛はなし.
全体を通してのまとめ
- ストーリーは軽く,シリアスな雰囲気は少ないです.
- ファンタジー要素や特徴的な世界観はなく,なじみやすいです.
- ヒロインといちゃいちゃしたりデートしたりといった要素が少なく,そこを求めると物足りなく感じます.
- 女装主人公作品に共通の性質として,女装がバレるかもしれないという緊張感があり,人によってはストレスになるかもしれません.逆に,それが好きな人にはおすすめです.
- ファンディスクの妹シナリオが最高.
- 武藤此史さんの描く吊り目ヒロインは最高.
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