『ひぐらしのなく頃に 解』をプレイした感想

『ひぐらしのなく頃に 解』をプレイした感想です.全体的にネタバレを含みます.ネタバレのない感想はこっち: 『ひぐらしのなく頃に』をプレイした感想

以下,ネタバレ

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目明し編

ゲームを開始したら,BGMがおしゃれになっていて,オープニング的なものまで流れてびっくりしました.これで立ち絵もきれいになってたらどうしよう,あの立ち絵が好きだったのに,と心配しましたが,立ち絵はそのままで安心しました.

目明し編からの追加BGMはどれも雰囲気があり,ピアノ中心のアコースティックな感じで,個人的にすごく好きなのですが,あまりに雰囲気が強烈すぎて,BGMが作品の雰囲気を支配しているように感じました.

前作の4話が,田舎ののどかさや暑い夏の雰囲気が強かったのに対して,目明し編は,登場人物の心情を表すような,ひんやりとした切ない雰囲気を感じます.

ストーリーに関して,主人公が詩音というのは面白いです.圭一とちがって冷静で鋭い視点で物語が語られていくのは気持ちよさがあります.それに加えて,本人視点で恋する詩音ちゃんの心情が見えるのが最高にかわいいです.きゅんきゅん☆

中盤,悟史の足音が聞こえるようになった詩音が,一晩中悟史に語りかける場面はとても強烈で,詩音の思いの強さや狂気,かわいさ,悲しさがいっぺんに頭の中に充満して,号泣しつつ布団に頭をばんばん叩きつけながらプレイしてました.詩音ちゃんと悟史くんにはぜったいに幸せになってほしいですね.というか,詩音ちゃん主人公でひたすら悟史くんといちゃいちゃするだけのファンディスクがほしいですね……

最後の魅音と詩音の入れ替わりは,綿流し編をプレイしたときはまったく気付きませんでした.祭囃し編までプレイして,魅音と詩音の性格をよく知った上で考えると,たしかに綿流し編終盤の魅音の言動は,妙にさっぱりしていて詩音らしいです.

最後は結局バッドエンドになってしまいましたが,悟史はどこかで生きているかもしれない,もしかするとハッピーエンドへの道があるかもしれない,という希望が見えるエンディングでした.

暇潰し編までにあったおつかれさま会がなかったのが,締まらない感じでした.

それから,主人公なので当たり前ですが,詩音の立ち絵がエピローグを除いて一度も見られなかったのが寂しいです.最後に一瞬出てきたブレザーの詩音ちゃんの立ち絵がかわいい.

罪滅し編

雰囲気が突然変わって,ループモノSFを匂わせる展開になってきました.個人的に,ループモノは,物語の中で惨劇がすべて「あったこと」になってしまうのと,ループの主人公がつらみを背負う結末になりがちなので苦手です…….

鬼隠し編で主人公の圭一に起こったような症状がレナに起こったわけですが,主人公視点だとあれだけ奇怪で恐ろしく感じられたことが,第三者目線だと滑稽にさえ感じられました.罪滅し編をプレイした後だと,鬼隠し編の印象もまったく違うものになりますね.発狂した圭一に,なんとか元に戻ってほしいと願い続けた魅音とレナの心情を思うと胸が痛いです.

皆殺し編

皆殺し編で最高だったのは,やっぱり圭一が魅音ちゃんに人形を渡すシーンですね.今までの悲願が達成されました.魅音ちゃんかわいすぎ.もうこれだけで,ここまでプレイした甲斐がありました.

それから,今まで除け者にされていた詩音ちゃんが雛見沢の分校に加わっていたのも良かったです.

相談所に乗り込むところでは,いままで疑惑と畏怖の対象であった園崎家や死守同盟が,実は敵ではなかったということがわかり,嬉しいと同時に,それが味方につくという心強さがありました.暴力団に議員に弁護士にと圧倒的すぎて笑えます.

このままハッピーエンド,と思いきや,タイトルが「皆殺し編」なのでなんとなく想像はしていましたが,ここまでプレイしてきた中でいちばん衝撃的,というか気持ち悪い結末になりました.今までのように,激情の末に殺されるならまだしも,こんなあっけない死に方なんて……

ただ,敵であってほしくなかった人たちがみんな敵ではなく,ハッピーエンドの可能性が存在するということがわかり,続きが気になる終わり方でした.

祭囃し編

いよいよ最終章です.話の流れ的にハッピーエンドが期待できそうですが,この作品のいままでの凄惨なストーリーと,この作品自体がかなり昔のもので,しかも同人作品であることを考えると,最後まで結末が見えない緊張感がありました.

たとえハッピーエンドになったとしても,どこまでが犠牲になるのか,たとえば部活メンバーは生き残ったとしても,詩音や大人たち,そして鷹野はどうなるんだろう,という疑問は最後まで残りました.

だから,詩音ちゃんと葛西さんが敵にやられたときは,本当に死んだかと思って,衝撃を受けました.生きてて良かったです.皆殺し編の終末作戦執行のシーンでも流れたあのBGM,完全にトラウマになりました.

最終的には,だれも死なず,悟史も生きていて,鷹野も救われるというきれいなハッピーエンドになって,作者へ感謝せずにはいられませんでした.スタッフルームで作者が言っていましたが,敵なんて誰もいなかったという結末はハッピーエンド中のハッピーエンドだと思います.個人的にいちばん好きな終わり方です.

全体を通して

  • 園崎姉妹かわいすぎ
  • 悟史くんのことになるときゅんきゅん☆で暴走しちゃう詩音ちゃんかわいい
  • 普段は女の子らしさを隠しているのにたまに乙女な一面を見せる魅音ちゃんかわいい
  • 魅音ちゃんはかわいいけど怖い一面もある,と思ってましたが,怖いのはだいたい詩音で,魅音ちゃんはいつもかわいい
  • 詩音ちゃんは悟史くんと幸せになってほしいし,魅音ちゃんは圭一と幸せになってほしい
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