『ワガママハイスペック』をプレイした感想

まどそふとの『ワガママハイスペック』をプレイした感想です.主に作品の全体的な雰囲気や CG, BGM について書いています.物語の内容に関わるネタバレはありません.また,ファンディスクのほうはまだプレイしていない状態で書いています.

プレイしようと思ったきっかけ

以前から,絵柄が好みなのでいつかプレイしたいと思いつつ,なかなか手を出すきっかけがなかったのですが,たまたまメーカー公式通販でパッケージ版半額セールをやっているのを見かけて,勢いで購入してプレイしました.別にお金がなかったわけではないのですが,きっかけは大事です.

世界観・雰囲気

舞台は現代日本の首都圏の街です.ファンタジー要素などはまったくなく,作中で秋葉原や東京の出版社が出てきたりするのでかなり現実寄りだと思います.世界観や雰囲気に関して特に特徴的な要素はないので,作品の世界に抵抗なく入り込めますが,特筆して世界観や雰囲気が良いタイプの作品ではないと思います.

キャラクター

キャラクターのかわいさで言うと,最近プレイしたゲームの中で(もしかすると今までプレイしたゲームの中で)最高でした.全ヒロインめちゃくちゃかわいいです.

視覚的なところだと,全体的に等身低めで,顔も幼めな絵柄になっています.まどそふと最新作の『ハミダシクリエイティブ』だと等身は高めになっていますが,個人的にはこれくらい幼い感じのほうがかわいらしくて好きです.

表情差分も,絵柄の好みによるところが大きいと思いますが,良い意味で原画の個性というかくせが出ていて好きです.特に金髪ツンデレのアーシェは表情豊かで,ツンデレキャラが映える絵柄だと思いました.あと,委員長(奏恋)のジト目が最高.

キャラデザ的なところだと,アーシェの後ろから生えたツインテール? みたいな髪型が好きです(最初ポニーテールだと思ってました).あんまり見かけない髪型ですが,ツインテールとポニテロングのいいとこ取りみたいな雰囲気があり,とても好きです.この髪型を発明した人は天才ですね……

設定や性格などのテキスト的な面でも個性的かつ理想的なキャラが揃っており,「オタクはこういうの好きだろ?」的仕上がりになっており最高です.

ちなみに,一番好きなキャラはかおるこ(黒髪の子)です.

シナリオ

キャラクターを魅力的に見せるという点で,とても良いと思いました.重いシリアスなどもなく,ほどよく面白いシナリオになっており,キャラ萌えゲーとしてちょうどいいバランスだと思いました.

原画は宇都宮つみれさんです.表情の絵柄とかに独特のくせがありますが,そこが好きです.立ち絵が特にかわいいです.

彩色も,色が濃いめで光沢感があり,特に肌色の多いシーンが映えます(えろい).

音楽

この作品,ただの萌えゲーだと思って油断していましたが BGM がめちゃくちゃ良いです.

BGM は全体的にクラシック調になっています.クラシック調と言っても,楽器構成だけ真似たようなものではなく,曲の造りからしっかりクラシックしてる感じです.特に木琴・鉄琴・パーカッションの使い方が雰囲気があって好きです.方向性としては一番好きなタイプです.

BGM はどの曲も好きですが,特に演劇のシーンの音楽は,比喩ではなく鳥肌が立ちました.

BGM 制作は,まつむーさんという方です.まどそふとではずっと BGM を担当されているようですが,他では見ない名前です.いったい何者なんでしょうか……

まとめ

絵も最高,BGM も最高,キャラクターはみんなかわいい,シナリオも文句なしの最高の萌えゲーでした.絵が気に入ったならぜひプレイしてほしい作品です.

この作品はファンディスクも出ていますが,プレイしてしまうのがもったいない気がしてまだ手をつけていません.すこし時間を空けてからプレイしようと思っています.

それと,この作品はアニメ化していますが,アニメ BD 特装版の特典 ADV の内容がけっこう充実しているので,ゲームをプレイして気に入った人はそちらもおすすめです.映像本編の方も,BD 再生環境がない人向けに同じ内容の DVD が附属していたり,さらに同じ内容の動画ファイルのダウンロードコードも付いていたりするので,普段ゲームしかやらない,映像は見ないという人でも安心です(完全に購買層のことをわかっているという感じがしますね).

リンク

※パッケージ版はすでに販売終了しているようです

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