七色雑記

プレイしようと思ったきっかけ

原画のみけおうさんの絵が好きなのと，巫女服キャラとけもみみキャラがいたのでプレイしようと思いました．

世界観・雰囲気

舞台は現代日本で，地名は伏せられていますが札幌という設定のようです．季節は夏ですが，ストーリーのほとんどは主人公の家か夜の学園を舞台にして進んでいくので，季節感はほとんどありません．雰囲気も全体的に暗いです．

この作品に対して雰囲気の良さは特に求めていなかったので問題はないですが，世界観や雰囲気に浸るという要素はまったくないと思います．

シナリオ

ヒロインに中出しセックスして霊力を最適化し（このときなぜかヒロインの胸が大きくなる），夜の学園に集まる悪霊をやっつけていく，というのがこの作品の大きな流れになります．めちゃくちゃな設定ですが，この作品の良いところは，この設定と雰囲気が，最後まで一貫して続くというところだと思います．

美少女ゲームに限らずよくあるのは，タイトルや設定や宣伝文句は目を引くけど，いざ読み始めると，導入部分以外はそうでもなかったり，急にシリアスな展開になったりするというパターンですが，この作品は最後までこのノリが続くので，終始楽しくプレイできました．

シナリオはテンポ良く軽快で，シリアスも薄めなので楽しくさくさく読み進められました．

キャラクター

キャラクターの魅力に関して言うと，この作品は，過程を飛ばしてまずセックスで，愛は後から付いてくる，みたいなところがあるので，キャラクターの魅力は少し薄いような気がしました．ヒロインとのデートとかはもう少しあってもいいかなと思います．といっても，キャラにのめり込むほどではない，というくらいで，普通にみんなかわいいです．

視覚的なキャラデザという点だと，巫女服，けもみみ，童顔巨乳なので最高です．

えっち

全ヒロイン３Ｐ・おもらし完備で，開幕早々ロリ（幽霊なので実年齢は数百歳だからセーフ）に逆レイプされたり，まだ関係の浅いヒロインとセックスしないと出られない部屋に閉じ込められたりなど，実用性が非常に高いです．

また，共通を含めて序盤から終盤までバランス良くえっちシーンが散りばめられているので，飽きずにプレイできました．

絵

原画はみけおうさんです．3P などの複雑な構図でも安定感がありました．彩色もきれいです．

音楽

音楽は，BGM に加えて OP/ED 曲もすべて solfa 制作です．ED 曲はルートごとに個別にボーカル曲が用意されていて豪華です．個人的に solfa 大好きなので文句なしです．

特に，瑞穂ルートの ED 曲「promise」が気に入っていて，この作品のグランドエンディングとも言える瑞穂ルートの最後のシーンで，この曲のインストゥルメンタル版が流れるのですが，ゆったりとした八分の六拍子のリズムとしっとりとした伴奏が，シーンの雰囲気と絶妙にマッチしていて，個人的にはいままでプレイした美少女ゲームの中で屈指の演出だと思いました．

ちなみこの曲は，２番とその後の間奏がとても良いので，ぜひ CD を買ってフルで聴いてほしいです．本作品のコンプリート サウンド アルバムの他，先日発売された，霜月はるかさんのボーカル ワークス アルバム第８弾にも収録されているようです．

まとめ

CG, BGM は十分なクオリティで，シナリオも軽快で面白く，実用性も高いです．わたしが最近プレイした美少女ゲームの中でも，総合的な満足度はかなり高いほうだったと思います（といってもそれほど本数プレイしてないですが）．絵や設定などで惹かれる要素があれば安心してプレイしてよいと思います．

最後に，この作品は推奨攻略順があります．公式サイトのキャラ紹介の順（＝選択肢の並び順＝糸世→牡丹→翼→瑞穂）で攻略するのが鉄板のようで，他の人のレビューなどでも大体同じことが言われています．ルート ロックなどはありませんが，これ以外の順番でプレイすると若干繋がりがわかりにくくなりそうなので，順番の通りにプレイすることをおすすめします．

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